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論文

原研むつ・タンデトロン加速器の現状

北村 敏勝; 外川 織彦; 荒巻 能史; 鈴木 崇史; 甲 昭二*

第15回タンデム加速器及びその周辺技術の研究会報告集, p.1 - 6, 2003/03

平成9年4月、海洋環境における放射性核種の移行挙動にかかわる研究を目的としてタンデトロン加速器質量分析装置(HVEE社製 Model 4130-AMS)を導入した。本装置は最大加速電圧3MVのタンデム加速器で炭素及びヨウ素の同位体比測定に用いられる。炭素ラインは、平成10年6月、$$^{13}$$C/$$^{12}$$C比及び$$^{14}$$C/$$^{12}$$Cの測定精度を確認(0.5%以下)し、平成11年12月から$$^{14}$$Cの定常測定を開始した。また、ヨウ素ラインは、平成12年7月に$$^{129}$$I/$$^{127}$$I比の繰返し測定精度を確認(~1.6%)した。昨年10月、$$^{129}$$Iの定常運転を行うため調整を開始したが飛行時間(TOF:Time of Flight)型検出器のMCP(Micro Channel Plate)に不具合が見つかり調整を中断した。本講演では、平成13年度の運転状況,整備状況等について紹介する。

論文

画像解析型エミッタンスモニタの開発

千葉 敦也; 石井 保行; 田島 訓

第15回タンデム加速器及びその周辺技術の研究会報告集, p.74 - 76, 2003/03

本研究では静電加速器に搭載されるイオン源のエミッタンスを簡単に短時間で測定できる装置の開発を目指す。一般的なエミッタンスの測定では、スリットを用いてピンホール状の孔を作り、この孔をビームに対して縦断するようにわずかずつ機械的に移動させ、スリット後方に配置した検出器により、この孔の位置とビームの発散角度を測定する。この方法ではスリットの細かな移動が必要とされ測定に時間がかかる。発生ビームは絶えず微妙に変化しているため正確なエミッタンスは得にくい。そこで図に示すように今回開発する装置では、多連スリット通過後のビームを発光体に入射し、縞状に発光した像をCCDカメラで画像化したものをパーソナルコンピュータ(PC)上に取り込み、この画像を数値解析することでエミッタンスを見積もる。取り込む画像に像を加えることで発散角の制度を増すことも可能である。この方法の場合、一般的な装置のようなスリットを移動させながらの測定を必要とせず、x軸及びy軸の各一組の多連スリット像でエミッタンスを評価するので、短時間にデータ(画像)を収集でき、ビーム電流の時間的変動を考慮する必要がない。

論文

TIARA静電加速器施設の現状

水橋 清; 宇野 定則; 大越 清紀; 千葉 敦也; 齋藤 勇一; 石井 保行; 酒井 卓郎; 神谷 富裕; 高田 功; 田島 訓

第15回タンデム加速器及びその周辺技術の研究会報告集, p.33 - 35, 2003/03

TIARA静電加速器施設の3台の加速器の平成13年度における運転時間は、3MVタンデム加速器,3MVシングルエンド加速器,400kVイオン注入装置について、それぞれ2036時間,2419時間,1859時間であり、トリプル照射等の複合照射利用,マイクロビーム照射等の放射線高度利用研究に使用された。なお、今期、タンデム加速器に既設のイオン源に加え重イオン源が1台増設された。研究会では、各加速器の平成13年度における、運転,整備の状況等について報告する。

論文

高電圧端子内ECRイオン源設置計画,2

松田 誠; 藤井 義雄*; 竹内 末広; 吉田 忠

第15回タンデム加速器及びその周辺技術の研究会報告集, p.62 - 64, 2003/03

原研タンデム加速器では得られるビームのエネルギー,強度,イオン種の拡大を目的に高電圧端子内にECRイオン源を設置する計画を進めてきた。第1段階では基本的な技術の取得及び機器の開発のため、加速器本体に大きく手を加えることなく設置が可能な小型の永久磁石型ECRイオン源(RF周波数10GHz、出力200W)を搭載した。主に水素,酸素及び希ガスイオンの加速に利用され、利用実績も上がってきている。しかし現在のイオン源は性能的にはまだ十分ではないので、計画の第2段階として、より高性能なイオン源を設置する計画を進めている。イオン源には14.5GHz,200Wの永久磁石型ECRイオン源(SUPERNANOGAN)を採用する。このイオン源はかなり大きなものであるため、現在のイオン源位置には設置せず、ガスストリッパー装置を撤去しそこにTECRIS用の入射90度電磁石を配置しイオン源を接続する。この配置だと180度電磁石をビームの分析電磁石として使用することができるため、現在より広範な電荷領域にわたってイオンを選択することが可能となる。これによりSUPERNANOGANからの加速が実現すれば現在の加速器の性能を凌駕し、高質量のイオンについては引き出されるイオンの電荷が倍増、つまりエネルギーの倍増が期待できる。

論文

原研タンデム加速器とRNB計画

吉田 忠; 神田 将; 竹内 末広; 堀江 活三; 大内 勲; 月橋 芳廣; 花島 進; 阿部 信市; 石崎 暢洋; 田山 豪一; et al.

第15回タンデム加速器及びその周辺技術の研究会報告集, p.51 - 53, 2003/03

原研タンデム加速器は1982年実験利用が開始された。当初は高エネルギーの放電に対し加速器内部の機器健全性が保ちきれず、度重なる整備をしてきた。その結果、現在では非常に安定した運転を継続しており、年間5000時間の運転を継続している。一昨年から高電圧端子にはECRイオン源を設置し、タンデム加速器では初めての希ガスイオン加速を果たし、多くの実験研究に利用されてきた。現在の加速器は、約40核種の安定核イオンを発生,加速できるが、平成13年度から不安定核及び負イオンでは発生不可能なあるいは電流値の低さから利用されてこなかったイオン種の加速を可能にするRNB(放射性核種ビーム)加速計画が実施されており、平成15年度には設置完了する見込みである。この計画は原研とKEK(高エネルギー加速器研究機構)との共同研究であり、近い将来不安定核を利用した研究を開始する予定である。本報告はこれらの研究環境整備の報告を交え最近行った加速器開発を報告する。

論文

原研タンデム加速器制御システムの改良; コントロールマシンの変更と通信の同期化

花島 進

第15回タンデム加速器及びその周辺技術の研究会報告集, p.68 - 69, 2003/03

原研タンデム加速器は複数のマイクロプロセッサ,PC,ワークステーションからなる並行処理制御システムである。ここでは従来UNIXワークステーションを制御コンソールのマンマシンインターフェイスに使用していたが、運転者になじみやすいインターフェイスにするためなどの理由によりWindows/NTワークステーションに変更した。新システムは2001年度初めに動きはじめたが、システムダウンのひんどが増えるという現象があらわれた。これは以前からあったシステム内の通信方法の問題が表面化したものとおもわれる。対策として内部の通信方法をデッドロックを完全に回避する方式に変更する方針をたてた。現在一部の通信に実施し、一定の成果をあげたが、まだ未処理の部分がある。今後徹底的に対策していく予定である。

論文

加速管のセラミックスについて

竹内 末広; 仲野谷 孝充; 吉田 忠

第15回タンデム加速器及びその周辺技術の研究会報告集, p.88 - 91, 2003/03

タンデム加速器の加速管は原研東海のタンデム加速器のように長い加速管では長さに比例した電圧の発生が困難であることが知られている(ロングチューブ効果)。ところが、絶縁セラミックスが原因で比較的短い加速管でも同様な現象が他のタンデム加速器で発生していることがわかった。そこで良好なセラミックスとあまり良好でないセラミックスのサンプルについてどのような差異があるかを調べた。表面形状観察から粒の大きさに大きな差があること、脱ガス測定から拡散速度,ガスの含有率に大きな差があること,電子の沿面加速実験から表面を流れる電子が電圧によって流れにくい範囲がありセラミックスによってあきらかな差があることがわかった。ロングチューブ効果の一因は表面の汚れと放電による脱ガスが関係していると考えられ、高圧純水洗浄による表面の清浄化の試験結果についても発表する。

論文

原研タンデムにおける複数の加速器を統合制御する分散型制御システムの設計

尾崎 百信*; 花島 進

第15回タンデム加速器及びその周辺技術の研究会報告集, p.82 - 85, 2003/03

原研タンデムでは、高エネルギー加速器研究機構の短寿命核加速装置移設計画が進行中である。この計画では、複数の装置がそれぞれ独立に、あるいは統合して運転できる柔軟性が要請されている。この要請にこたえるため、現在の原研タンデムの制御システムの発展として分散型制御システムを作ることにした。ここではその基本設計について報告する。

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